もう子どもたちは夏休み。今年の夏はどんな夏になるのでしょうね。
夏になると、外で目をランランと輝かせながら走り回っている子どもたちを見るとなつかしく思うのです。
僕の父はとちぎ県の人だから、夏になるとよく遊びにいきました。
まわりはず〜〜〜っと田んぼ。となりの家までは300メートルくらい。お菓子を買いに行こうと思ってもあるいて片道30分くらい・・・子どもの足ですからもっと時間がかかったかもしれません。
アイスを買いたい欲求と、そのために遠くまであるくのです。田んぼには小さなカエルがいて、近づくと何匹も驚いて田んぼに飛びこむ音があちこちから聞こえ、モグラは干からびて死んでいたり、ヘビの抜け殻、たまに田んぼに落ちたりしながら歩いていました。
道路はすべて土であり、つねに足は泥だらけでした。
ごはんをかまどで炊き、あの焦げたご飯がいやでいやで笑、うどんも手作りでいっぱい踏ませてもらった。ゆでるのは大きなお釜で、火を起こしてグラグラしているお湯を見るのが本当にワクワクでした。
田んぼに流れる水の冷たさは本当に気持ちよかった。
自転車の乗り方もそこで教わった。転ぶと泥だらけ、道はアスファルトでないから自転車がまっすぐ進むわけもなく、やっと乗れるようになったから50円を手ににぎりアイスを買いに行く途中田んぼに落ち、手からお金は消え、泣きながら、泥だらけになりながら笑 帰ったのを今でもよく覚えています。よっぽどくやしかったんでしょうね。
ちなみに父の兄弟は10人兄弟。だから親戚が集まるとなるとそれはそれはすごいことになってました。おじさん・おばさんて呼べるわけもなく・・・なぜならおじさん・おばさんがいっぱいだから◯◯おじさんと呼ばなければいけないしみんな名前も似ているから子どもながらに名前なんだったっけ〜と悩んでました☆
まだ父が母を初めて実家に連れていったとき、夜にやっと実家近くの駅のつくと歩いていくとあたりはまっくらで、ホタルが飛び交い、足が泥だらけになるからと父は母をおんぶして実家に連れていくと、玄関あけたら牛がいたらしい。都会育ちの母からはかなり衝撃的だったそうです。そりゃ〜玄関あけて牛がいたらびっくりしますよね。
すべての思い出は見て、さわって、話して、いたいこともうれしいことも自分の体で感じて作られて行くんです。ダメだということより、やってごらんといい、泣いてかえってきたら笑いとばしながら子どもの話をきく、そんな懐の深い大人でありたいし、そんなたくましい子どもたちの成長を見守って行きたいですね。
子どもたちよ。いっぱい遊べ。みんなで遊べ。ことしの夏もあついだろうね〜